の解答です。
(1)東京六大学冬季リーグ順位当てクイズ 解答
(問題)「下のヒントを参考に、東京六大学野球冬季リーグの1位から6位までの順位を答えなさい。
参加チーム:慶応大学、立教大学、法政大学、明治大学、早稲田大学、東京大学
1.慶応+東大 = 立教+早稲田 = 法政+明治
2.慶応×早稲田×東大 = 立教+法政+明治
3.慶応+早稲田 = 法政×早稲田 = 明治×東大+立教
(上の3つの式は、各校の順位を、1位+2位=3 2位×3位=6 のように計算している)」
(解答)
1.慶応+東大 = 立教+早稲田 = 法政+明治
これは、数字の1~6の組み合わせですから、サイコロと同じで、どれも答えは7になります。よって、
慶応+東大 = 立教+早稲田 = 法政+明治 =「7」
次に
2.慶応×早稲田×東大 = 立教+法政+明治
この式にある「法政+明治」は1の式より「7」とわかっていますから、
慶応×早稲田×東大 = 立教+「7」
また、「慶応×早稲田×東大」のうち、「慶応×東大」については、1より「慶応+東大=7」であることから、
「1×6=6」「2×5=10」「3×4=12」のいずれかになるので、
A 早稲田×6=立教+7 であれば 早稲田=2 立教=5
B 早稲田×10=立教+7 であれば 早稲田=1 立教=3
C 早稲田×12=立教+7 であれば 早稲田=1 立教=5
ただし、1より「立教+早稲田=7」とならなければなりませんから、
Aの『早稲田=2位 立教=5位』となります。
また、「慶応×東大=6」となり、慶応と東大は1位と6位の組み合わせとなります。
次に、
3. 慶応+早稲田 = 法政×早稲田 = 明治×東大+立教
これに『早稲田=2位 立教=5位』を当てはめますと、
慶応+2 = 法政×2 = 明治×東大+5
このうち、「慶応+2=法政×2」について考えると、
慶応は、1位か6位ということがわかっており、
「慶応=1」だと、「1+2 = 3 =法政×2」となり、この式は成立しないので、
『慶応=6位 東大=1位』が判明します。
また、
3. 6+2 = 法政×2
となるので、『法政=4位』となり、1より「法政+明治=7」ですから、『明治=3位』が確定します。
つまり、東京六大学野球冬季リーグの順位は、
1位・東大 2位・早稲田 3位・明治 4位・法政 5位・立教 6位・慶応
となります。
(2)KO大学ウソつき当てクイズ 解答
の1年生Aさん、2年生B君、3年生Cさん、4年生D君が年齢の話をしています。
A「私は、一番年下です。」
B「僕は、実はC先輩より年上なんですよ。」
C「私は、4人のなかで2番目に若いのよ。」
D「オレは、実は一番年上ではないんだ。」
この4人の合格の内訳は、現役合格2名、1浪1名、2浪1名のため、学年と年齢の順序が一致していません。 また、この4人のなかで、同じ年齢の人はいません。
しかも、この中に1人だけウソをついている人がいます。
(問)A、B、C、Dの現役、1浪、2浪の内訳と、ウソをついている人を答えなさい。
「解答例:A現役 B現役 C1浪 D2浪 ウソをついているのは、A」
(解答)
(A、B、C、D)4人の現役2名、1浪1名、2浪1名の組合せは、
(A、B、C、D)=(現、現、1浪、2浪)、(現、現、2浪、1浪)、(現、1浪、現、2浪)・・
などと、組合わせていくと、12通りの組合せができますが、
「この4人のなかで、同じ年齢の人はいません。」
という条件によって、その組合せ数が大きく減ることになります。
例えば、「1年生1浪、2年生現役」や「2年生2浪、3年生1浪」など、1年下の学生が、上の学生よりも1年多く浪人している場合、二人は同年齢になってしまいます。
また、「1年生2浪、3年生現役」や「2年生2浪、4年生現役」など、2学年差があっても、下級生2浪と上級生現役の組合せで、同年齢になる場合もあります。
そこで、これら同年齢の組合せを除くと、(A、B、C、D)4人の現役2名、1浪1名、2浪1名の組合せは、
(A、B、C、D)=(現役、現役、1浪、2浪)、(現役、1浪、2浪、現役)、(現役、2浪、現役、1浪)
の3パターンだけが残ることになります。 だいぶ絞り込まれましたね!
そこで、この3パターンの組合せと上の4人の発言を照らし合わせ、1人だけ矛盾した発言をしている学生が、ウソをついていることになります。
ここで、各自が現役、1浪、2浪で入学した場合の年齢を算定すると、
1年生A 現役19歳 1浪20歳 2浪21歳
2年生B 現役20歳 1浪21歳 2浪22歳
3年生C 現役21歳 1浪22歳 2浪23歳
4年生D 現役22歳 1浪23歳 2浪24歳
となり、この年齢を3パターンの組合せに当てはめると、
1.(A、B、C、D)=(現役、現役、1浪、2浪)
A19歳 B20歳 C22歳 D24歳
となり、上の4人の発言中、Aの発言だけが正しく、B、C、D3人がウソをついていることになり、この組合せは問題にあわないので、不適。
2.(A、B、C、D)=(現役、1浪、2浪、現役)
A19歳 B21歳 C23歳 D22歳
となり、上の4人の発言中、A、Dの発言が正しく、B、Cの2人がウソをついていることになり、この組合せは問題にあわないので、不適。
3.(A、B、C、D)=(現役、2浪、現役、1浪)
A19歳 B22歳 C21歳 D23歳
となり、上の4人の発言中、A、B、Cの発言が正しく、Dだけがウソをついていることになるので、この組合せが問題にあう。
よって、「A現役、B2浪、C現役、D1浪 ウソをついているのは、D」が正解となります。
この2つの問題は、中学生でも、「勘」で答えたり、全く手が出ない問題ですが、難関中合格を目指す小6や小5の生徒ならば、論理的に考えて、解けると思います。
ただ、昨日の問題を見て分からなかった生徒のみなさんも、今日の解説で、なるほどと思ったら、またしばらくしてからチャレンジしてみてくださいね!
問題集でも過去問でもテストでも、繰り返し解くことが重要ですからね!