小5でも解ける?2020年早稲田中算数入試1⃣

今日は、地元の県立高校の合格発表が行われましたが、塾生の合格、不合格は、おおよその予想通りでした。

高校入試、特に標準的な問題で、高得点を取り合う公立高校入試だと、それまでの学校の成績や模試の成績が入試で大きくひっくり返ることはそれほどありませんから、おおよその結果が予想できます。

しかし、小学生が受ける中学入試では、予想外の結果がよく起こります。

中学生ほど自主的に受験に向き合える小学生は、そう多くありませんから、気分的なものや時期的によって、勉強するしない、テストによって、好不調の波があったりして、成績が不安定なことが多い反面、入試直前期に一気に伸びて、まさかの合格を果たす生徒もいるので、小学生の中学受験は、合格発表まで、ほんとハラハラドキドキします。

今の小5(新小6)の生徒も、まだまだ受験意識のかけらも感じられませんが、来年の入試に間に合うよう、ビシビシしごかなければなりません!!

さて、このブログ読者のお子様方には、受験意識高く、来年の志望校合格をつかんでほしいと思いますので、今日も難関中学入試問題を解いていきましょう!

今日は、早稲田大学の系属校というよりも、難関大学進学校としての実績が目覚ましい早稲田中の算数入試1⃣を解きます!

2020年 早稲田中 1⃣(1) 分数の計算

(1)は、分数が含まれていて、テキストでは表示しにくいので、解法を画像で表示します。

2020年 早稲田中 1⃣(2) ニュートン算

(2)も、テキストでは表示しにくいので、解法を画像で表示します。

2020年 早稲田中 1⃣(3) 割合、食塩水濃度

(3)も、テキストでは表示しにくいので、解法を画像で表示します。

今日のまとめ

今日の早稲田中の問題は、難しかったですね。

(1)は、今まで解いてきた入試過去問のような小数、分数の計算問題ではなかったので、それだけで、難しそうと感じる生徒もいるかもしれませんね。

ただ、この問題は、帯分数に直して、分数部分を引くという単純な問題ですが、約分するのを忘れたり、約分をしたいけど、101で約分できるのが分からない生徒もいると思います。

2525や3232のような大きな整数を約分するには、なるべく小さな整数で割る「素因数分解」をやってみてくださいね。

(2)は、ニュートン算です。 特殊算のなかでも、理解しにくい問題なので、現小5の生徒さんには難しいと思います。

しかし、ニュートン算の問題としては、それほど難しくありませんので、来年の入試までには解けるように、ニュートン算をマスターしてくださいね。

(3)は、食塩水濃度の割合問題ですが、上の解法のように、はっきり言って、a,b,cという文字を使った「方程式」ですね。

これは、なかなか難しいので、方程式を使える中1の生徒でも難しいと思います。

ところで、中学入試で、方程式は使っていいのでしょうか?

これに関して、興味深い記事がありましたので、ご紹介しますね。

 

(フォーラム)中学入試、方程式はNG?

中学入試で方程式は使っちゃダメ……? 中学受験をする小学生たちの周辺で、そんな説がまことしやかに語られています。「理解が困難」「小学校で習わないから」と理由も様々ですが、果たして実際はどうなのか。

(中略)

■中学「ダメな理由ない」

「方程式で入試問題を解いても、減点する中学はないのでは」。サピックスも日能研もこの点は一致します。では、当事者の私立中学側はどう考えているのでしょう。

神戸市の私立・灘中学校の大西衡教頭は「方程式も正しければマル。正しいものをバツにする理由がない。児童が勉強を先に進めてはダメな理由もありません」と話します。

東京の私立・巣鴨中は、受験生や保護者向けの説明会で「方程式を使ってもよい」と説明するそうです。入試担当の大山聡教諭は「しないとご質問が出ますので。使ってはダメ、と思っている一定数の親御さんはおられるのでは」と語ります。

「説明会で方程式について尋ねる親御さんの話は割に聞きますが、『ダメ』と言われた話は聞きません」と話すのは、朝日小学生新聞で受験算数の連載をしていた算数専門の家庭教師、安浪京子さん(42)。「塾などで学んだ算数の解き方を学校で試して、怒られる児童は時折います。小学校では、勉強の『抜け駆け』を嫌う先生も少なくない。それで親御さんも、習っていない方程式はダメかも、と思うのかも」と想像します。

中学側は、方程式を使っても「NG」ではなさそうですね。

そもそも、小学6年生では、「文字を使った式」という単元で、分からない個数や量を「X」や「Y」などの文字に置き換えて、式を作らせたり、Xの値を求めさせているのですから、それこそ「方程式」でしょ?

というわけで、上のようなa,b,cという文字を使って解きました。

他にも解法があったら、別の機会に解いてみたいと思います。

*ランキングに参加しました。 応援のクリックをよろしくお願いいたします!
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

中学校受験ランキング