小5でも解ける?2021年ラ・サール中算数入試問題1⃣、2⃣(1)(2)

遅ればせながら、明けましておめでとうございます! お久しぶりの重吉です!

昨年2020年は、コロナによって、社会が大きく変化し、中学入試もどうなることかと思いましたが、2021年明けて、例年のようにスタートしていますね!

というわけで、久しぶりに私も元気出して、難関中の算数入試問題を解いていきたと思います!(^_^)

その新年第1弾は、九州最難関中のひとつ、ラ・サール中学校の1⃣と2⃣(1)、(2)を解いていきましょう!!

 

2021年 ラ・サール中 1⃣ 分数・小数の四則計算

四則計算は、分数が含まれていて、テキストでは表示しにくいので、解法を画像で表示します。

2021年 ラ・サール中 2⃣(1)角度

 

ADとBCが平行ということで、錯覚が等しいので、まず、

∠DAE=∠AEB=28°

が分かるかどうかにこの問題が解けるかどうかがかかっています。

では、(あ)の角度を考えていきますが、AE=BEという条件より、下の(図1)のように、△EABは二等辺三角形となるため、

∠EBA(40°+(あ)) = ∠EAB

となり、頂角∠AEB=28°なので、

∠EBA(40°+(あ))= (180°ー28°)÷2 = 152°÷2 = 76°

40°+(あ) = 76°なので、

(あ) = 76°ー40°= 36°

 

次に、(い)の角度を考えていきますが、これもBC=BDという条件より、下の(図2)のように、△BCDも二等辺三角形となるため、

∠BCD = ∠BDC

となり、頂角∠CBD=40°なので、

∠BCD = (180°ー40°)÷2 = 140°÷2 = 70°

∠FCE = 180°ー∠BCD = 180°ー70° = 110°

△CEFのうち、∠CEF=28°、∠FCE=110°と分かったので、

∠CFE = 180°ー(28°+110°)=180°ー138°=42°

(図2)より、∠AFD(い)と∠CFEは対頂角で等しいので、

∠AFD(い) = ∠CFE = 42°

2021年 ラ・サール中 2⃣(2)消去算


まず、人数を計算すると、

0×4+1+4+ア+10+イ+8+2 = 40人

ア+イ = 40ー25 = 15・・・①

また、40人分の総得点は、得点×人数の和となるので、

0点×0人+1点×0人+・・+4点×1人+5点×4人+6点×ア+7点×10人+8点×1人+9点×8人+10点×2=7.3点×40人

4+20+6×ア+70+8×イ+72+20 = 292

6×ア+8×イ = 292 ー 186 = 106点・・・②

以下は、画像で解説します。

 

今日のまとめ

久し振りにブログ上で、問題を解くということで、比較的簡単な問題からスタートしました!(^_^)

1⃣の四則計算は、難関校を目指すのであれば、現小5の生徒さんでも間違えないようにしてほしいと思います。

(1)は、計算の工夫をしていますが、こんな工夫せずとも、かけ算と足し算・引き算をガリガリ計算して正解できるほどの正確さとスピードをつけていってくださいね。

2⃣(1)の角度の問題は、本文に書いているように、平行線の錯角を利用して、∠AEB=28°が分かれば、問題なく解けると思います。

また、(2)の問題は、消去算だけでなく、つるかめ算でも解けます。

ア+イ = 15・・① と 6×ア+8×イ = 106・・②まで求めたら、

(ア=0、イ=15)、(ア=1、イ=14)、(ア=2、イ=13)・・を②式に代入して、成り立つものを求めればよいことになります。

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