はじめまして、塾講師の重吉(じゅうきち)と申します。
福岡の久留米大学附設中・高卒業後、2浪して慶応義塾大学に進学。
現在のところ、塾講師歴は15年以上になり、いくつか受験ブログなどを書いてきましたが、改めて、中学受験のための算数ブログを始めることにしました。
中学受験の算数をご家庭で教えていらっしゃる親御さんも多いと思いますが、普通の小学校で習う普通の算数ならまだしも、難関私立中学校受験で使う「特殊算」は、なかなか難しいですよね。
一方、ご自身が中学受験で勉強したから、テキストを読めばわかるという親御さんもいらっしゃるとも思いますが、ご自身の受験から20年~30年経っていると、問題のレベルも上がっていて、こんなはずでは・・と思われているパパやママもいらっしゃるかもしれませんね?
というわけで、当ブログは、受験生のお子さんに受験算数を教えていらっしゃるパパ、ママ読者のみなさまに向けた算数の特殊算や過去問の解き方を解説していきます。
さて、初回は、日本で1、2を争う超難関校灘中学校の今年の入試算数を解いていきましょう!
*分数や丸囲み数字や図などをブログに表示することが大変なので、手書きの解答を画像でUPしています。
2020年 灘中 1⃣ 分数、小数の計算
この問題は、0.00125 = 1/800
と分かれば、大して難しくはないと思いますし、難関中受験生ならば、
0.125 = 1/8
など、基本的に覚えているでしょうから、現小5の生徒さんでも確実に解いてほしいと思います。
2020年 灘中 2⃣ 割合
この問題は、4.4や5.5、5.48などの〇囲みの数字(割合)から、もとになる数字①(Aの税抜き価格)を求める問題ですが、不等式を使い、答えに幅が出るので、最後に検算をして確かめた方が無難です。
ちなみに、A1個の税抜き価格が181円とした場合、
181円×5×1.1 = 995.5円
となり、1000円で店内で食べる分5個買えてしまうので、問題に合わないことになります。
2020年 灘中 3⃣ 速さ、旅人算
この問題は、太郎がBに着いた時に、次郎がCからD方向に84m進んだEにいることが分かれば、
BD=1344m ED=1176m
が計算で出せ、太郎と次郎に速さの比が出せます。
そうすれば、ABとBCの比から、ABの長さが出せることになります。
今日のまとめ
今日の1⃣~3⃣は、受験の頻出重要単元である割合や速さですから、難関中合格を目指す現小5の生徒なら、今の時点でも解ける問題だと思いますので、現時点で灘中の入試問題も解けると思えば、5年生のお子さんのやる気も増すのではないでしょうか?
パパ、ママ先生も解説しやすいと思いますので、お子さんに解かせてみてくださいね!!
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