今日は九州でもとても寒いのですが、これから入試を迎える東京は、それほど寒くないようですね。
東京の天気予報を見てみますと、受験本番である2月1日から数日間は、天気も悪くなく、それほど寒くもなさそうですので、ひとまず安心だと思いますが、入試当日まで、風邪やコロナの予防をしっかりやって、体調万全で臨んでほしいと思います!(^_^)
では、今日は、ラ・サール中学校の2⃣(3)、(4)と3⃣を解いていきましょう!!
2021年 ラ・サール中 2⃣(3) 分数問題
分数問題はテキストでは表示しにくいので、解法を画像で表示します。
2021年 ラ・サール中 2⃣(4) 割合
この問題も分数を使い、テキストでは表示しにくいので、解法を画像で表示します。
2021年 ラ・サール中 3⃣ 速さ、旅人算
(1)問題文より、車がP君に追いついたAB間の1/3地点をDとすると、DからBまでの距離は、AB間の2/3にあたる。
AB間の2/3にあたるDからBまでの距離を進むのに、P君は車よりも54分余計に時間がかかっている。
ということは、AB間の1/3にあたるAからDまでの距離を進むのに、P君は車よりもDB間の半分の27分余計に時間がかかることになる。・・①
しかし、実際には、P君は、Aから歩き始めたわけではなく、Cから歩き始め、しかも車よりも5分早く歩き始めている。
そこで、P君が5分歩いた地点をEとすると、下図のようになる。
図のように、P君が5分歩いてEを通過すると同時に車がAを出発して、DでP君に追いつくので、P君がED間を歩く時間と、車がAD間を走る時間は等しいことになる。
ここで、上記青ラインマーカー①より、AD間のP君と車の時間差は27分になるが、P君がED間を歩く時間と、車がAD間を走る時間は等しいので、P君がAからEまで歩いた場合、そこで27分だけ車より余計に時間がかかることになる。
そのうち、CE間はP君が歩くのに5分かかることが分かっているので、P君がAC間を歩くのに、残りの22分(27分ー5分)かかることが分かる。
AC間は1320mなので、その距離を22分かかるとすると、P君の歩く速さは、
1320m ÷ 22分 = 60m/分 答え 分速60m
(2)P君の歩く速さは、分速60mであり、CE間は5分かかっているので、
CE = 60×5 = 300m
また、車の速さは、時速36km = 分速600m なので、P君と車の速さの比は、
P君:車 = 60:600 = 1:10
となる。
これは、同じ時間を走った場合の距離の比とも等しくなり、(1)の解説より、P君がED間を歩く時間と、車がAD間を走る時間は等しいため、P君がED間を歩く距離と、車がAD間を走る距離も速さの比同様1:10になるので、
ED:AD = 1:10
よって、下図より、
AE:AD = 10-1:1 = 9:1
となる。
図より、⑨にあたるのは、AE間なので、
AE = AC+CE = 1320+300 = 1620m
よって、①にあたるEDや⑩にあたるADは、
ED(①) = 1620÷9 = 180m
AD(⑩) = 180×10 = 1800m
ADは、ABの距離の1/3にあたるので、ABの距離は、ADの3倍なので、
AB= 1800×3 = 5400m = 5.4km
今日のまとめ
今日の2⃣(3)、(4)の問題は、ラ・サールなどの難関校を目指す生徒さんならば、現小5の生徒さんでも比較的できるのではないでしょうか?
しかし、3⃣の旅人算は、2月1日の東京の難関校を受験する小6生なら解けるレベルの問題と思いますので、現小5の生徒さんには荷が重いかなという感じです。
まあ、小5の生徒さんは、今日の解法のように、図を書いて考えるくせをつけてほしいと思います。